原発性免疫不全症候群の症状と治療法

原発性免疫不全症候群とはまれにしか起こりませんが、恐ろしい疾患。どんな病気で、どんな治療法があるかについて説明します。



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原発性免疫不全症候群の症状と治療法

ここまで進んだ、最新の原発性免疫不全症候群・治療法


医療は日進月歩で進み、難病の原発性免疫不全症候群にもつぎのような治療法があります。


「感染症の治療」=抗生物質の点滴注射や抗ウイルス薬の投与などで、感染症に対して早期から適切な処置を行う。


「サイトカイン療法」=好中球(白血球の1種)減少のため重症化した感染症に対し顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF)を投与。慢性肉芽腫症に対してはインターフェロン-rの投与が試みられています。とくに顆粒球コロニー刺激因子は、その有効性が認められています。


「骨髄移植」=前述のように、骨髄移植は現在もっとも有望な原発性免疫不全症の治療のひとつです。


「遺伝子治療」=原発性免疫不全症候群の予後は、適切な治療なしでは乳幼児期に死亡する場合から、比較的軽症で経過するケースなどさまざまです。最近では分子生物学の進歩により原発性免疫不全症候群の責任遺伝子が解明され、そのタンパクや遺伝子をもちいた正確な診断法が開発されてきました。


治療面においてもこの最先端の遺伝子学は応用され、抗体欠乏をきたす免疫不全症における免疫グロブリン補充療法のように、感染予防が効果的にできるようになったのです。治療法は進歩しています。早期の診断と的確な治療が難病を救ってくれるのです。


原発性免疫不全症候群の症状と治療法